卒業式、卒園式の時期となりサロンに通っている子供達もまた一つ階段を上るような印象の藤森です。
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あの子がもう小学生、あの子がもう中学生、あの子は高校生なんてことを考えていると、とても感慨深いものがあります。
子供達にとって囲碁をやることが「学び」になるように私たち講師は常に考えなければいけません。
そして子供たち以上に日々学ぶことを怠ってはいけないと思っています。
自分が子供を持ってから特に感じるのは周りにいる大人の影響を子供たちはものすごく受けているということです。
教師が子供に与える影響も多大なものがあります。
だからこそ教育する立場として重い責任を感じないといけません。
その責任を果たすために子供たちの全教室を公開して、親御さんに評価していただき、私たちも試行錯誤を重ねながら努力をしています。
囲碁講師だから「囲碁が強ければ良い」なんていうのは全く通用しない考え方です。
私が思うに囲碁を習わせに来てくれる親御さんはただ囲碁が強くなれば良いとは思っていないはずです。
「うちの子にも座って1時間集中できるようになってほしい」
「囲碁と言う答えのないゲームで思考力を養ってほしい」
「学ぶことの楽しさを知ってほしい」
などなど囲碁と言うゲームの上達を通じて得られるものに本当は価値があるのです。
だからこそ講師は囲碁が強いだけではなく、子供たちの事を真剣に考えて、模範となり、成長をサポートできるような存在になりたいと思っています。
学校の先生のように一週間に5回も会えませんが、その分少人数で向き合い、子供によっては10年以上の付き合いにも一生の付き合いにもなってくるのが「囲碁講師」という仕事です。
これからも多くの子供達を見守ることのできる場所でありたいですね。
日曜日の親子教室にもまた多くの子が来てくれました。
ここでルール説明から囲碁を覚えた子が来月から院生になります。
これは物凄いことです。神奈川県で優勝することもできたので近い将来とは思っていましたが。
これからも本人が決めた目標に向けて精一杯努力をしてもらえればと思います。
院生で土日が忙しくなるので打つ機会は減ってしまうと思いますが、これからも成長する姿を見せてもらえればと思います。
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